“本が身近にある町”へ、まず駅に150冊 真室川の「まちなか図書館構想」

2021/4/7 11:06
JR真室川駅の待合室に本が置かれ、電車やバスを待つ人に喜ばれている=真室川町

 真室川町は、町民が気軽に読書に親しめる機会を増やそうと、「まちなか図書館構想」を進めている。先月からはJR真室川駅待合室に本150冊を置き、立ち寄った人が手に取って楽しむ姿が見られるようになった。

 町は町内の読書環境向上を目指し、町民や有識者による検討委員会を2020年度に設置。その中で、町内の施設や商店など、どこにいても本が身近にある状況にする構想をまとめた。手始めに図書室が入る中央公民館玄関ホールに千冊の本を置き、好評を得ていた。

 真室川駅には、図書の入れ替えで不要になった絵本や図鑑などの幼児向けや、小説、実用書といった幅広い年代が興味を持つ本が棚に並ぶ。その場で読むだけでなく、気になったものは申し込みせずに家に持ち帰ることができる。返却期限はない。電車を利用する一般の人や学生に加え、町営バスを待つ高齢者に喜ばれている。

 西村京太郎さんのミステリーなどを借りたという同町平岡、主婦栗田芳枝さん(70)は「手作りのしおりが置いてあり、温かい雰囲気だった」と高評価。「高校生が利用する姿もあり、本に触れ合える機会ができたことがうれしい」と話した。

 町は本の設置場所を順次増やしていく考えで、すでに飲食店や理髪店などから了承を得ている。設置場所になる店内などにフラッグを置いて周知する。町の担当者は「新型コロナウイルスの影響を考慮しつつ、徐々に取り組みを広げていきたい」と話している。

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