山形食品(南陽)、94億円投じ新工場 ペットボトル無菌充塡、22年秋稼働へ

2021/4/7 10:30
共同会見で新工場建設を発表した山形食品の高橋徹社長(左)と白岩孝夫市長=南陽市役所

 山形食品(南陽市漆山、高橋徹社長)は6日、新たにペットボトルの無菌充填(じゅうてん)システムを設けた新工場を自社隣接地に建設すると発表した。事業費は94億円で約30人の新規雇用を見込んでいる。設備を含め2022年9月の完成、10月からの稼働を目指す。

 同社によると、現社屋南西側の隣接地を購入して建設する新工場は敷地面積1万9332平方メートル、鉄骨一部2階建てで延べ床面積9340平方メートル。従来は成型済みのペットボトルを購入し殺菌、充填していたが、新システムは加工前のコンパクトな原型からペットボトルの成型加工と滅菌、充填までを行えることから、輸送コストが大幅に削減できるという。

 高橋社長は「OEM(相手先ブランドによる生産)を手掛ける中で、大手からは東北でのエリア需給システムの確立が求められている。東北での製造拠点として確固たる地位を確立したい」と意欲を見せた。

 南陽市は、用地や建物の取得に係る企業立地奨励金として1億円を支援するほか、固定資産税相当額の奨励金も3年間支給する。共同会見に臨んだ白岩孝夫市長は「産業振興や雇用創出面以外に地域振興面でも貢献いただいている。今後も経済のけん引役として、生産者にとっては農産品の活用先として発展、活躍してほしい」と期待を込めた。

 同社は1932(昭和7)年、屋代村(現高畠町)の屋代洋梨出荷組合による西洋梨の加工工場として発足。74年から南陽工場が本格稼働した。

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