観光客向けに18の自転車ルート 置賜から庄内まで、県が計画策定

2021/4/7 09:02

 県内外の観光客が安心して、快適に自転車を利用できる環境づくりを目指し、県は「県自転車ネットワーク計画」を策定した。最上川に沿って置賜地域から庄内地域までを巡る延長175.1キロの基幹ルートを含む18のモデルルートを設定したほか、路面表示や案内看板の設置などの整備方針を盛り込んだ。2021年度から整備作業を進める。

 県自転車活用推進計画(19年度策定)は▽安全、快適に通行できる環境整備▽サイクリング環境の向上と情報発信による観光立県の推進―などを掲げ、自転車利用を促している。ネットワーク計画は具体化するための取り組みと位置付けられた。

 ネットワーク計画の主な内容は、サイクリングモデルルートの設定、自転車通行の整備方針と受け入れ環境づくり。モデルルートは、JR駅や空港、道の駅を起点に名所・旧跡や温泉街などの観光地と結ぶイメージ。県内4地域をつなぐ一つの基幹ルートと、基幹ルートから派生する周遊性などを考慮した地域ルートとで構成されている。

 地域ルートは既存の自転車専用道路「J1」~「J3」と、新設の「C1」~「C14」の計17路線、総延長753.6キロ。米沢市を出発して山形市街地や六十里越街道を経由し、鶴岡市の加茂港を目指す中級者向けの「C1」(延長193.9キロ)や、蔵王エコーラインを通って宮城県に入る上級者向けの「C7」(同13.8キロ)、新潟県境から日本海沿岸を北上して秋田県境に至る「C14」(同78.4キロ)などがある。

 自転車通行の環境整備では、通行帯に矢羽根型の路面表示をしたり、段差や溝を解消したりする方法を掲げている。照明灯の支柱などに貼る案内看板シールは、青色の背景に白抜きで自転車のマークとルート番号、進行方向を表示するデザインに統一する。

 また、レンタサイクルの実施や、自転車の部屋までの持ち込みといったサイクリングを楽しめる環境整備を宿泊施設など民間に働き掛ける。県公式観光サイト「やまがたへの旅」を通じて情報発信を図る考えだ。

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