新型コロナ感染、全体の抑制つながらず 山形市に県独自の緊急事態宣言から2週間

2021/4/6 10:17

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、山形市に県独自の緊急事態宣言が出されてから5日で2週間。同市内では新規感染者の高止まりが続き、新たなクラスター(感染者集団)も確認された。飲食店への営業時間の短縮要請は一定の効果が見えるものの、全体の抑制にはつながっていない。

 同市内では先月22日の宣言以降、1日当たりの感染者数が25日に最多の21人を数えるなど2桁台が続く。5日も16人が確認され、高い水準での横ばい。佐藤孝弘市長は「市内では複数のクラスターが発生し、感染を抑えこむ状況には至っていない。今が正念場だ」と危機感を口にした。

 宣言以降、新たなクラスターは3件発生している。飲食店では、24日に香澄町1丁目の「Pub&Restaurant(パブアンドレストラン) BINIBINI(ビニビニ)」、29日に七日町4丁目の「食べ処(どころ)うめくら」で確認され、利用客らに広がっている。今月3日には清住町2丁目の山形徳洲会病院通所リハビリテーションでも集団感染が判明した。

 宣言に伴う対策として、県と山形市は先月27日から4月11日までの間、同市内の接待を伴う飲食店と酒類提供の飲食店に対し協力金付きの営業時間短縮を要請。吉村美栄子知事は「最近は飲食店での感染事例は少ない。時短の効果は表れてきている」と分析。佐藤市長は「飲食店に加え、高齢者施設でクラスターが出ている。例えば、こうした施設に的を絞るなどして具体的な次の一手を考えていきたい」と述べた。

寒河江は落ち着く

 一方、寒河江市は先月27日の緊急事態宣言から10日目となった。直近1週間の新規感染は15人で、それ以前の1週間の34人と比べて減少しており、市の担当者は「今のところは落ち着いている」と現状を評価。「このまま新規感染者が少数で推移すれば宣言解除ができるのではないかと考える」と話すが、今後の予測は難しく「慎重に推移を見なければいけない」と語った。

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