西村山地域が全国一の生産地とされる花「スノーボール」の収穫作業が、西川町睦合にある農業金子光弥さん(48)=同町大井沢=のビニールハウスで行われている。黄緑色をした球状のかわいらしい花が咲き、爽やかな雰囲気を醸し出している。
スノーボールはスイカズラ科で、アジサイのように小さな花が集まった花序(かじょ)を付ける。満開になると真っ白な花を咲かせ、結婚式会場の装飾として人気が高い。
早朝から電動ハサミを使って花木を収穫し、60~80センチの長さに切りそろえる金子さん。「緑色の花は珍しく、花束の中で彩りを添える名脇役だ」と話す。今年はハウスのビニールを外して低温で過ごす休眠期間に豪雪で枝が折れるなどし、全般的に収穫量が減る見込み。出荷は4月中旬から本格化し、7月上旬まで続くという。
|
|