サクランボの凍霜害注意 県、農作物の技術対策会議

2021/4/3 12:32
山形県庁(資料写真)

 本格的な農作業シーズンを迎え、県は適切な栽培管理を呼び掛けている。特に発芽期を迎えたサクランボは凍霜害に遭いやすい時期に入っており、注意が必要とする。県庁では2日、農作物の技術対策会議がオンライン形式で開かれ、今後の対策や気象状況を確認した。

天気予報確認など呼び掛け

 県園芸農業研究所(寒河江市)のサクランボの発芽期は県奨励品種「紅秀峰」が平年より1日遅い3月23日、主力品種「佐藤錦」が平年並みの同29日だった。

 サクランボは発芽後、雌しべに霜が当たって凍ると枯死して実を付けなくなる。特に雌しべの長さが2ミリを越えると霜害を受けやすい。先月末現在、「佐藤錦」は平年並みの1.75ミリ、「紅秀峰」は平年より長い2.6ミリで、危険域に入っている。

 今後、平年より高い気温で経過する予報となっており、雌しべが急速に伸びることが予想される。今季は新型コロナウイルスの影響で啓発キャラバンは控えるため、各地域で注意喚起を徹底する。開花期は平年より早まり、「佐藤錦」は4月中旬に咲き始め、同下旬に満開になる見込み。

 リンゴ「ふじ」の発芽期は平年より5~7日程度早い。被害が拡大傾向にあるリンゴ黒星病の初期感染を防ぐため、生育状況の確認や適切な防除を指導する。定植して間もないスイカやメロンは低温が予想される場合、早めに栽培用のトンネルを閉め、不織布などで覆って保温するよう周知する。

 県農業技術環境課の担当者は「天気予報を確認したり、自分で見たりして霜対策にしっかり取り組んでほしい」としている。

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