若い感性で皮のバッグ商品化に挑戦 新庄「Fiesta」で活動の高校生

2021/3/30 11:03
自分たちがデザインしたバッグを前にする高校生たち=新庄市・Fiesta

 新庄市中心部の複合多目的ビル「こらっせ新庄」1階にある集いの場「Fiesta(フィエスタ)」を拠点に活動する高校生が、周囲の協力を得ながら女性向けバッグの商品化を目指している。生徒たちが考案したデザインを基に市内の皮革製造業者が見本を製作。出来栄えの良さに自信を深めた高校生たちは、販売戦略などを練り、新たな展開に意欲を見せている。

 Fiestaは地元のまちづくり会社「新庄TCM」(都市(といち)一郎社長)が、中心街のにぎわいづくりに高校生の力を取り込もうと昨年7月にオープンさせた。高校生2人を執行役員に迎え、直接運営に関わらせることで、生徒たちが実社会を学びながら地域とのつながりを深める場となっている。

 新型コロナウイルスの影響で思うような活動ができない中、昨年11月にハロウィーンイベントを開催。手作りの菓子を販売したのに続く第2弾として今回、女性向けバッグの商品化を計画した。都市社長が皮革製造のプロスノード(同市五日町)に協力を依頼。同社の栗田昭夫会長が3カ月ほど前から高校生と素材や色合いなどを話し合った。試作品を経て3月25日に色違いの4種の見本を生徒たちに披露した。

 執行役員などを務めた新庄東高3年生の後継として、同校1年生4人が今回のバッグ作りに関わった。その一人の奥山理央菜さん(16)は「本当に出来上がるか心配したが、思った通りに作ってもらえてうれしい」と気に入った様子。二戸こゆきさん(16)も「B5判が納まる小さめのサイズに内ポケットを入れるなど工夫した。お母さん世代だけでなく自分たちも使いたくなるデザインにした」と笑顔を見せた。今後は商品名や価格、販売方法などを周囲の大人に相談しながら進めていく。

 職人が手作りするバッグは帆布と皮革を組み合わせた丈夫な仕上がりで、栗田会長は「通常であれば1万5千~2万円程度かな」とみる。できるだけ価格を抑え、同市のふるさと納税の返礼品に活用できないかと考えている都市社長は「生徒たちが商品作りを通して、新庄に貢献することができれば一層の励みになるはずだ」と話している。

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