果物生産、アプリで支援 上山市と山形大がシステム開発

2021/3/28 12:08
上山市と奥野貴士准教授が開発した「果樹栽培支援システム かるほく」の画面

 上山市と奥野貴士・山形大理学部准教授が、スマートフォン向けのアプリケーション「果樹栽培支援システム かるほく」を開発した。ラ・フランスなどの最適な収穫期が分かるほか、霜害アラート機能などがあり、市内農家の良質な果物の生産をサポートする。

 市と奥野准教授は2019年9月、生産者の経験に基づいて判断していたラ・フランスの収穫適期を、各園地で計測された温度データと果実の生育状況を写した画像の解析から判断できるシステムを開発。そのシステムを多くの人に活用してもらおうと、新たな機能も加えてアプリにした。

 収穫適期判断支援アプリは、市内園地数カ所に定点カメラを設置し、撮影した果実画像と気象などのデータを山大が解析、より良い収穫のタイミングをグラフなどで伝えるシステム。市内5カ所で計測する気温や湿度、日射量、降水量などもリアルタイムで確認できるようにしている。

 このほか、凍害や降霜予想を通知するアラート機能を盛り込み、5月には防除対策に活用できる積算雨量表示機能の提供を予定している。市からの農業関係の補助金の紹介や、講習会の案内などが届くインフォメーション機能もある。

 登録できるのは、市内で果樹栽培に関わる個人・団体。アップルとグーグルのアプリストアから無料でダウンロードできる。市農林夢づくり課は「より多くの農家に利用してもらい、上山の果物の品質向上につなげたい」としている。30日午後1時から市役所でオンラインにも対応した使用説明会を開催する。問い合わせは同課023(672)1111。

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