乳がん取り違え、技師を書類送検 県立中央病院、16年の医療過誤

2021/3/27 10:10
県立中央病院(資料写真)

 山形市の県立中央病院が2016年、乳がん検査で検体を取り違えて酒田市の40代女性に不要な手術を行った医療過誤で、山形署が業務上過失傷害の疑いで、男性技師を書類送検したことが26日、分かった。

 関係者によると、男性技師は16年、患者の検体を正しく管理する義務を怠り、誤って取り違え、女性に乳房とリンパ節を切除する不要な手術を受けさせた疑いが持たれている。送検は25日付。

 病院や裁判資料によると、16年6月27日に女性2人から乳腺腫瘍の一部を採取した。40代女性は乳がんと診断され、乳房とリンパ節の切除手術を受けたが、その後の調査で80代女性の検体と取り違えられていたことが判明。同年8月に病院側から報告された。検体は医師が採取し、看護師らがホルマリン容器に入れて検査室に送る手順といい、容器には患者名やバーコードを印字して管理し、電子カルテと連動させていた。

 この医療過誤を巡っては、女性が後遺症などを訴え、県に慰謝料など約1500万円を求めて提訴。仙台高裁が昨年10月、約420万円の支払いを命じる判決を出している。

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