モンテ観戦「3密でない」 産総研、昨年のNDスタ密閉度「散歩と同等」

2021/3/13 17:16
NDソフトスタジアム山形に設置された二酸化炭素の測定機=天童市(産業技術総合研究所提供)

 Jリーグの昨シーズンの試合会場で新型コロナウイルス感染予防調査を行った産業技術総合研究所(産総研、茨城県)は12日、報道関係者に対し、サンプルになったNDソフトスタジアム山形(天童市)の調査結果を解説した。環境の密閉度合いをみる二酸化炭素(CO2)量は「公園で散歩している状況とほぼ同じ」と指摘。リーグ規則に沿った観戦状況が3密(密閉、密集、密接)状態でなかったことを改めて強調した。

 昨年11月からの調査はサッカーJ2・モンテディオ山形のホーム戦2試合を含む、YBCルヴァン・カップ決勝の国立競技場など5会場で行った。大声を出す応援は禁止され、全体の観客収容率は9~46%だった。今回はクラブの要請に応じ、NDソフトスタジアムに特化した調査結果を地圏化学研究グループの保高徹生研究グループ長が説明した。

 同スタジアムの調査は来場者数1875人の11月25日、同4561人の12月13日に実施した。入場者数の制限があり、観客1人につき周囲1席以上の間隔を保った。CO2測定機はコンコースやトイレなどに設置し、現地視察を踏まえて解析した。

 各所のCO2濃度は換気の目安となる1000ppmを下回る400ppm前後で推移した。ハーフタイムなど一部時間帯のトイレで増加したが、保高研究グループ長は利用時間の短さなどを理由に「危ない状況ではない」と説明した。マスクの着用率は95%以上だったとし「声を出す人もおらず、飛まつは極めて低く抑えられている」と語った。

 一方でリスクを下げるための注意点として、食事中でも会話の際はマスクを着用することや、トイレが混雑した場合には係員が空いている場所に誘導することなどを提案した。

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