太鼓にハリセン、青のスタンド選手鼓舞 モンテ、ホーム開幕戦

2021/3/22 11:48
試合終了後、山形の選手を励ますサポーター=天童市・NDソフトスタジアム山形

 「ようやくこの時期が来た」―。天童市のNDソフトスタジアム山形で21日に行われたサッカーJ2・モンテディオ山形のホーム開幕戦。勝利の歓喜はお預けになったが、昨季は無観客で行われた一戦に6242人が訪れ、スタンドが「青」に染まった。

 昨季のホーム初戦は新型コロナウイルスによるリーグ戦中断を経て、6月末に無観客で行われた。今季は感染対策を取った上での通常開催となり、本拠地の戦いが幕を開けた。クラブは来場者全員にユニホームと同じ柄のフリースポンチョを贈呈。「山形新聞 開幕シリーズ」として、先着5千人に特製ビニールバッグも贈られた。声を出した応援は認められないが、試合中の山形ファンは太鼓の音に合わせ、無料配布された「応援ハリセン」をたたいて鼓舞した。

試合開始前、先着5000人に配った山形新聞特製ビニールバッグ=天童市・NDソフトスタジアム山形

 結果は逆転負けに終わったが、天童中部小5年早坂頼磨(らいま)君(11)は「点はなかなか決まらなかったけど、パスがうまくつながったところもあった。もっとシュートを打って」と激励。寒河江市本楯3丁目、会社員石山和紀さん(47)は「ようやくこの時期が来た」とホーム初戦を楽しみにしていたといい、「逆転負けで少し内容が悪かった。今季の活躍に期待しており、次戦ですぐに巻き返してほしい」と願った。

集中、ゴールボール体験―SDGsコーナー設置

 モンテディオ山形は21日、ホーム戦に合わせて天童市の県総合運動公園内に「SDGs(国連の持続可能な開発目標)コーナー」を設置した。企業や団体、個人のSDGs活動を応援しようと初めて企画し、取り組みをPRする「SDGsブース」と「ユニバーサルスポーツ体験ブース」の二つを設けた。

目をつぶってゴールボールを体験する参加者=天童市・県総合運動公園サブアリーナ

 スポーツブースは総合体育館サブアリーナでゴールボール体験会を開いた。アイシェード(目隠し)を着けた選手が3対3でコートに入り、鈴入りのボールを相手ゴールに入れる競技。県内唯一のチーム「山形ゴールボール」(工藤雄一監督)の選手らがルールなどを説明し、実際に目隠しをした来場者らに「横にボールが来たら足を出して」などとアドバイスした。

 体験した天童市荒谷小5年工藤悠生君(11)は「鈴の音だけを頼りにすると判断が遅れて難しかった」と話し、工藤監督は「目が見えない人もそうでない人も一緒に参加できる。聴力を研ぎ澄ましてプレーし、得点が入ると盛り上がる」と魅力を語った。

 SDGsの事業は今季のホーム戦全試合で実施する方針。スポーツ体験ではボッチャやブラインドサッカーなどを予定している。

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