少し距離を感じる成人式 上山市、朝日町で実施

2021/3/20 21:18

 コロナ禍の中でようやく再会がかない、あちこちで笑顔の花が咲いた。20日に上山市と朝日町で行われた成人式は、たび重なる延期などを乗り越え、実施にこぎ着けた。喜びはひとしおながら、マスク着用やソーシャルディスタンスの確保といった感染対策で、少し距離を感じる式となった。

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新型コロナウイルス感染防止対策として座席の間隔を空けて行われた成人式=上山市・三友エンジニア体育文化センター

 上山市の成人祝賀式は三友エンジニア体育文化センターで2部制で行われ、午前に2019年度、午後に20年度の新成人が出席した。式典内容は例年通りだったが、保護者の立ち見席や集合写真撮影は取りやめた。

 19年度の式典には対象者287人のうち約160人が出席した。成人の主張では「患者の心の支えになれる看護師を目指す」などと3人が宣言。横戸長兵衛市長が「人生は山あり谷あり。チャンスをつかんで変化し続ける時代を生き抜いて」と激励した。枝松実季さん(21)=同市矢来4丁目、会社員=は「6年ぶりに会えた友人もいて楽しかった。もっと親孝行したい」と笑顔を見せた。

 予定通りの時期に開催となった20年度の式では、対象者233人のうち約130人が参加。開催日などを伝えるはがきには、新型コロナの状況を理解し、責任を持った行動を促すメッセージを書き添えた。実行委員長の秋葉涼太さん(20)=同市長清水2丁目、会社員=は「不安はあったが、集まりたいという気持ちが強かった。友人と思い出話ができて良かった」とほっとした様子だった。

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恩師と再会し、笑顔で談笑する新成人=朝日町・創遊館

 朝日町の成人式は当初、大型連休の4月末に開く予定だったが、9月の再延期を経て、2020年度内ぎりぎりで開催にこぎ着けた。

 会場となった創遊館の入り口では検温など予防対策を講じ、祝賀会は中止に。参加を見送った人のために、式典の様子を動画で配信した。式典には対象57人のうち31人が出席。鈴木浩幸町長が「コロナ禍で培われた強い絆が、この先支え続けてくれるはずだ」と激励。実行委員長の農業菊地美桜さん(21)=同町三中=は、誓いの言葉で「何の不安もなく過ごした日常は、当たり前ではないと気付かされた」とし、「これまで関わった全ての人に感謝し、命を大切に一歩ずつ歩んでいきたい」と述べた。

 新成人には、朝日中の3年生だった時に収穫したブドウで作った赤ワインが贈られた。東根市神町3丁目、陸上自衛官堀博道さん(21)は「懐かしい友人に会えてよかった。ワインを飲むのは初めてで、家族と一緒に味わいたい」と話していた。

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