新市民会館、29年度に開館 山形市構想・大小ホール、交流の場も

2021/3/18 07:54
山形市役所(資料写真)

 旧県民会館(山形市七日町3丁目)の跡地に建設が計画されている新たな山形市民会館について、市は17日、施設の概要や整備方針をまとめた基本構想を明らかにした。現施設と同等の約1200席の大ホールなどの機能は維持しつつ、人々が気軽に立ち寄れる交流スペースを設けるなど、中心市街地という立地を生かした新たな価値を創造する施設を目指す。開館は2029年度を予定する。

 基本構想では、新市民会館が目指す役割として▽身近に文化・芸術に触れる拠点機能の継承、発展▽市民や観光客が気軽に立ち寄り、交流するにぎわい創出の場▽多様な文化・芸術を生かし、魅力あるまちづくりに資する創造都市の推進―などを挙げる。アフターコロナを見据え、感染症対策にも留意する。

 演奏や演劇、市民の発表会などに用いられる大ホールは約1200席(現施設1202席)、小ホールは約300~400席(同300席)を確保する。旧県民会館跡地の敷地面積は、現市民会館の3割程度となるため、大ホールには1階席と2階席を設け、小ホールは地下に配置することを検討している。

 1階には市民や観光客らが気軽に立ち寄れるエントランスロビーを配置する考え。展示やミニコンサートなど幅広く活用できる交流ラウンジ、カフェなどの飲食スペースを設け、ホールで催しがなくとも人々が集う機能を持たせる。

 山形国際ドキュメンタリー映画祭のフィルムを保存・公開するフィルムライブラリー機能も盛り込む。市民の日常的な活動や練習に用いるスタジオや会議室に加え、防災備品倉庫の整備による避難所機能の確保なども計画している。

 総事業費は約100億~110億円を見込む。市は21年度、民間事業者との連携で事業を推進するPPP・PFI方式を導入できるかなど整備手法の検討を進める。22年度に整備事業に着手し、28年度中の完成、29年度の開館を目指す。

 市文化振興課は「山形市の文化の多様性、創造性を大切にし、まちづくりに役立ち、多様な文化を推進できる施設にしていきたい」としている。

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