置賜農高生の米作りがJGAP認証取得 食の安全、環境保全に取り組み

2021/3/9 10:25
自分たちでまとめた25冊のファイルを前に、認証取得を喜ぶ(右から)高山千真さん、角田智貴さん、沼尻琉人さん=川西町・置賜農業高

 置賜農業高(川西町、吉田直史校長)の生徒たちが行っている米作りが、食の安全や環境保全に取り組む農場に与えられる認証基準「JGAP」を取得した。米を対象にしたJGAP認証の取得は県内の高校で初めて。

 認証書は2月26日付で対象品目は「米(玄米)」。同校生物生産科作物専攻3年の高山千真(かずま)さん(18)、角田智貴(かくたともき)さん(18)、沼尻琉人(りゅうと)さん(18)の3人を中心に農場の現状把握や改善などに取り組み、昨年12月に審査が行われた。

 3人は本年度、教員と協力して作業内容やリスク、農薬の在庫管理や農機具の点検記録など同校の稲作工程を調査。改善案などと共に25冊のファイルにまとめ実践した。取り組みの中には田んぼ周辺に放置していた古い農機具の処分なども含まれる。まだ使えるかもしれないと残していたが、撤去することでネズミの隠れ家になることや、油流出の恐れというリスクを減らすことにつながった。

 同校では、JGAP取得の経験を地域に普及させることで、取り組みを広げたい考え。実家が米沢市の稲作農家で卒業後、県立農林大学校に進学する高山さんは「資料をまとめるのに手間がかかり、一般の農家だと情報の入手も難しいのが課題。自分の住む地域から取り組みを広げられれば」と話した。

記事・写真などの無断転載を禁じます
[PR]
おすすめニュース

県内ニュース最新一覧

[PR]