来月中のワクチン、接種高齢者の選定が必要 供給、1市町村当たり500人分

2021/3/9 09:16

 県内で医療従事者への新型コロナウイルスワクチン接種が進む中、65歳以上の高齢者へのワクチン接種は4月12日以降に始まる見通しとなっている。国から順次、ワクチンが届き、同26日の週には全市町村へも配分される予定だが、1市町村当たり1箱(約500人分)にとどまり、各自治体では最初に受ける高齢者の選定が必要になる。

 政府は高齢者への接種を4月12日に始め、同26日の週から本格化させる方針を示している。ただ、医療従事者などへの接種を優先するため、高齢者向けはワクチンの数量が限定され、段階的に供給する構えだ。

 本県には4月5日の週に2箱(975人分)が、12日と19日の週に各10箱(4875人分)が届く予定。いずれも1箱ずつが市町村に供給されるが、まだ配分先は決まっていない。合わせて1万人分超のワクチンが到着する計算だが、県内の高齢者約36万人に対する接種の進捗(しんちょく)率は3%にしかならない。26日の週には35箱(1万7062人分)が入荷するものの、接種を受けられる割合は全体の7.8%にとどまる。その後の見通しは立っていない。

 配分先については各市町村の意向や準備状況を考慮して決める方針。県の調査では、今月7日時点で7市町村が4月12日の週までに接種可能としているが、改めて各市町村への確認を進めている。

米沢市、高齢者接種を来月20日開始

 米沢市は8日、新型コロナウイルスのワクチン接種について、65歳以上の高齢者対象接種を4月20日に開始し、6月までの9週間で2回の接種を完了させる想定で準備を進めていることを明らかにした。集団接種と医療機関での個別接種の併用とし、4月から接種券の発送を始める予定。

 市議会民生常任委員会協議会で報告した。集団接種は主会場のすこやかセンターと舟山病院、国立病院機構米沢病院の3カ所で行い、個別接種会場は現時点でかかりつけ医など28の医療機関が協力している。

 65歳以上の高齢者は約2万6600人。施設入所者を除く2万4600人には、接種券の送付後に電話で予約してもらい、各会場で接種する。接種希望者は7割の1万7220人を想定し、9週間での接種完了を見込む。施設入所者は、本人や家族の意向を確認した後、5月に接種日時を決める予定。

 今月22日にはすこやかセンター内にコールセンターを設置し、予約の受け付けや相談に対応する。

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