東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市の復興の歩みを振り返る「震災と復興写真展」が8日、山形市の文翔館で始まった。関係者は「大震災を忘れず、被災地に寄り添いたい。記憶を次世代に伝えたい」と、大震災から10年を迎えて思いを新たにしている。
気仙沼市出身者でつくるやまがた気仙沼会(武田満会長)が、三陸新報社から写真提供を受け、約80点を展示した。津波に襲われた直後の街の様子に加え、気仙沼大島大橋、三陸沿岸道路、今月6日に開通したばかりの気仙沼湾横断橋を写したパネルもある。
実行委員長の山形大2年佐々木梨花さん(20)は「経験を伝えるのが使命だと思っている。復興に向けてより良く変化していく気仙沼を知ってほしい」と話した。12日まで。
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