「大河」テーマ曲をピアノ・ソロに 西川出身・後藤さんが編曲担当

2021/3/8 11:57
ピアノ編曲を手掛けた感想や今後の抱負を語る後藤沙希乃さん=山形市・富岡本店

 西川町出身で東京音楽大・作曲「映画・放送音楽コース」4年の後藤沙希乃さん(22)=東京都=が、放送中のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」メインテーマ曲のオリジナル楽譜シリーズ(NHK出版)でピアノ・ソロ譜(2月10日発行)の編曲を手掛けた。これを第一歩に「将来的に劇伴作曲家(劇中に流れる音楽の作曲・編曲を行う音楽家)として活躍していきたい」と意気込んでいる。

 テーマ曲は同大客員教授の佐藤直紀さんの作曲。4年になって、佐藤さんから作曲実技を教わるようになったことがきっかけで、後藤さんが作曲した曲を聞いてもらう機会もあり、今回の編曲をやってみないかと声が掛かった。

 今回の編曲は、本来オーケストラで演奏されている曲をピアノだけの旋律にアレンジする作業。すべての音を再現するのは難しいため、「特に何を伝えるべきか、先生の音楽に対する思いをどうピアノに乗せるか」の表現に特に苦労したという。初級編、上級編それぞれに弾く人の弾きやすさも意識したといい、「凜(りん)とした強さを見せられるよう、美しく演奏してもらえたらうれしい」とした。

 3歳から山形市のヤマハ音楽教室トミオカ音楽センターに通い、電子オルガンやピアノを習い、演奏だけでなく作曲や編曲にも取り組んできたという後藤さん。これまで何度も悔しい思いを味わいながらも、前を向いて続けてこられたのは「何よりも音楽が大好きだから」という。新型コロナの影響で山形にも帰れず、両親や友人らにもなかなか会えない中で今回の編曲楽譜ができあがり、「音楽を通して思いを伝えられて良かった」と話した。今後は小さな頃から好きだった映画などの劇伴作曲家を目指したいといい、「日々進化している映像や音楽の世界を少しでも変えられるような音楽家になりたい」と力を込めた。

 インタビューは同市の富岡本店でビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を使って行った。同店のユーチューブチャンネルで動画配信される予定。

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