あと1秒…ワイヴァンズ競り負け 仙台に73-74

2021/3/8 10:41
〈山形-仙台〉第4Q、中島良史がフリースローを決める=天童市・県総合運動公園アリーナ

 バスケットボール男子・Bリーグ2部は第24節第3日の7日、各地で7試合が行われた。東地区のパスラボ山形ワイヴァンズは天童市の県総合運動公園アリーナで仙台(東地区)と対戦し、73―74で敗れた。連勝が3で止まり、通算成績は23勝22敗。順位は5位のまま。

 アンドリュー・ランダル、中島良史、ナナーダニエル弾、キース・クラントン、河野誠司が先発した。前半は持ち味の守備で相手の勢いを封じ、10点差で折り返した。第3クオーター(Q)以降は仙台にペースを握られ第4Q終盤、逆転を許し競り負けた。ランダルが31得点13リバウンド、クラントンが16リバウンド、中島が12得点だった。観戦者数は1281人。

 次節は13、14の両日、上山市の三友エンジニア体育文化センターで越谷と対戦する。

【評】山形は勝利した前日同様、序盤から激しい守備で主導権を握ったが、後半は仙台が守備の強度を上げ、徐々に押し込まれた。第4Qの入りで勢いを取り戻したかに見えたが、チームファウルがかさみ残り2分で逆転を許し、最後は競り合いで力尽きた。

【マッチアップ】中島の勝ち越し点守れず

 残り1秒―。すぐそこまでたぐり寄せた勝利を、最後の最後で奪われた。仙台の攻撃にぎりぎりまで対応したが、難しいシュートを勝負強く決められた。

 第4Q序盤に決めた大きな3点シュートが、仙台の脳裏に刻まれていたのだろう。2点差を追う残り6秒、中島良史の再びの3点シュートは相手のファウルを誘い、3本のフリースローを得る。「成功を確信していた」。重圧がかかる中で見事にすべて沈め再逆転。アリーナはこの日1番の盛り上がりを見せた。

 それでも届かなかった。ミオドラグ・ライコビッチヘッドコーチ(HC)は「守備に問題はなかった」と悔しそうに振り返る。前日同様、前半から激しい守備で対応。最後まで食らいついた選手に決勝の失点を責めることはできない。

 「少し気の緩みがあったかもしれない」。ライコビッチHCはこうも話す。前半からリードを許さない展開で連勝への予感が隙となり、わずかな差につながったのかもしれない。

 プレーオフが現実味を帯びる今カードで1勝1敗。熱狂のシーソーゲームを終えたアリーナは、選手をたたえる大きな拍手に包まれた。チームの成長を実感するブースター(ファン)の期待の表れだろう。

外国人選手への守備に緩み

 ミオドラグ・ライコビッチHCの話 どちらが勝ってもおかしくない試合だったが、外国人選手へのディフェンスが少しソフトになってしまった。ベンチ入りした選手にあまり出場機会を与えられなかったのは残念。ただ、アリーナの雰囲気が膨らむように良くなっていて素晴らしく思う。

震災10年、両チーム黙とう

黙とうする両チームの選手ら

 ○…東北に本拠地を置く2チームの一戦。11日に東日本大震災から10年の節目を迎えることから、試合前に黙とうが行われた。ワイヴァンズの運営会社パスラボの吉村和文社長は「まだまだ復興は道半ば。あの災害を忘れることなく未来に向かいたい」、仙台89ERSの志村雄彦社長は「当時は10年後にバスケを続けていることが想像もできなかった。気持ちを込めた素晴らしい試合を見せたい」とそれぞれあいさつした。

記事・写真などの無断転載を禁じます
[PR]
おすすめニュース

県内ニュース最新一覧

[PR]