東北ポリテックビジョンで優勝 山形工業高3年生の女子チーム

2021/3/6 22:08
比強度部門で優勝した山形工業高チーム=山形市・山形工業高

 東北地方の職業能力開発大学校、短期大学校などの学生がものづくりの技術を競う「東北ポリテックビジョン」の2020年度コンクリート競技会で、山形工業高土木・化学科3年鈴木円(まどか)さん(18)、阿部良南(らな)さん(18)、永井彩華(あやか)さん(18)のチームが比強度部門で優勝した。19年度から一般の高校・大学生の参加も認められ、3人は高校生として初の頂点に立った。女子チームとしても快挙だ。

 比強度部門は、設定された条件下でいかに高強度で軽量のコンクリートを作れるかを競うもので、配合設計が鍵を握る。3人はビル建設資材などとして使われる軽量骨材を使うアイデアで軽量化を目指した。強度を高めるため砂利の産地にこだわり、卒業生のアドバイスで火力発電所などから発生し軽さが特徴の石炭灰(フライアッシュ)も活用した。

 競技会は2月10日に宮城県で開かれ、高校から大学院までの7チームが出場。山形工業高チームはオンラインで参加した。比強度部門では作製した円柱型コンクリートの密度当たり強度が出場校中最も高く、1位となった。

 代表の鈴木さんは昨年度も同競技会に出場したが、悔し涙を流した。3人は本年度、準備に時間をかけて難解な論文を読み解き、計算を重ねてはコンクリートを練る作業を繰り返した。教科書に書かれていないことも多く苦労したという。鈴木さんは「リベンジを果たすことができた。新型コロナウイルス禍でほかの大会が中止になったこともあり、最後にいい結果を残せて良かった」と話し、3人で達成感をかみしめた。

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