過去のアレルギー、慎重に確認して 山形大医学部・森兼啓太氏に聞く

2021/3/6 12:21

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 県内でも接種がスタートした新型コロナワクチンは、発症や重症化の抑制が期待される。山形大医学部の森兼啓太感染制御部・検査部長は、収束に向けた決定打として期待を寄せる一方、過去にワクチン接種でアレルギー反応があったかどうか、慎重に確認してほしいと、接種時の注意点を挙げた。

 イスラエル保健省が先月、米ファイザー製の新型コロナワクチンについて、2回接種による発症予防効果が95.8%に上ったと発表したデータもあり、「ワクチンを打てば100%発症しないわけではないが、効果は非常に高い」とみている。

 筋肉注射のため、インフルエンザワクチンと比べて腕部のより深い部分を狙って打つことになり、「コロナワクチンの方が腕の奥で重たい痛みを感じることがあるかもしれない」とする。

 接種後の副反応については多くの人が不安を抱いている。はれ、発熱、だるさなどは2~3人に1人の割合で起こるとされ、2回目の接種後、特にこうした症状が強く出る傾向にある。「体内で免疫をつくろうとしているので、当然起こり得る現象」としつつ、「(重いアレルギー反応の)アナフィラキシー症状がおよそ20万人に1人の割合で出るとされる。医療態勢が整った場所で接種すれば、症状が出たとしてもそれほど心配することはない」と語る。

 接種前に行われる問診などに備え、過去にワクチンや薬の服用などでアナフィラキシー症状が出たか冷静に振り返っておくことが重要とする。接種後の対応では「15分間はその場で安静にして経過観察を行うことを忘れないでほしい」と呼び掛けている。

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