旧蔵王食品の土地に宅地開発計画 上山・羽陽建設、取得へ交渉

2021/3/6 09:31
羽陽建設が土地取得に向け交渉している旧蔵王食品=上山市矢来4丁目

 総合建設業の羽陽建設(上山市、堀川裕志社長)が、同市矢来4丁目にある旧蔵王食品の土地約1万7千平方メートルの取得に向け交渉していることが5日、分かった。宅地として開発する計画で、市中心部の立地を生かし、子育て世代などの需要を見込む。同社が所有する隣接地を含めると70~80区画の分譲が可能とみられ、近年の市内宅地造成では最大規模となる。

 菓子製造の蔵王食品は食品メーカー明治(東京都)の完全子会社で、明治との製造委託契約終了などに伴い、昨年9月末に解散し、工場敷地は閉鎖となった。JRかみのやま温泉駅にも近く、跡地利用に注目が集まっていた。羽陽建設によると、今月中にも土地と建物を所有する明治と売買契約を結ぶ予定で、明治側が建物を解体した上で年内をめどに引き渡され、山形第一不動産(上山市、渡辺秀賢社長)と協力して宅地開発を進める。

 購入予定地を含む同駅東側について、市は第2期都市マスタープランで市民の利便性を向上させ、良好な居住環境を形成する都市生活拠点に位置づけている。2021年度からは子育て世代の定住促進など、若年層から選ばれるような魅力あるエリアを官民連携でつくり上げていく方針で、市は「蔵王食品跡地は敷地も広大で、駅東開発の中でも必要な拠点として注目してきた。構想の実現に向けて両社としっかり連携を図っていきたい」としている。

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