山形美術館、多彩な企画展 21年度、本紙創刊145周年「木梨憲武展」など

2021/3/5 13:09
2021年度事業計画などを承認した公益財団法人山形美術館の理事会=山形市・山形グランドホテル

 公益財団法人山形美術館(代表理事・寒河江浩二山形新聞社長)の理事会が4日、山形市の山形グランドホテルで開かれ、2021年度の事業計画などを承認した。「木梨憲武展 TIMING 瞬間の光り」を皮切りに、国立西洋美術館コレクション展や、最上三十三観音御開帳記念展など多彩な企画展を開催。秋に予定していた再興第106回院展山形展は、新型コロナウイルスの影響などで見送り、代わりに山形現代作家展を行うこととした。

 「木梨憲武展―」は、山形新聞創刊145周年記念事業として、来月2日~5月9日に実施。タレントの木梨さんは、大胆な色使いや自由な発想で遊び心あふれる作品を手掛け、国内外で注目を集めている。オブジェや新作の絵画など約200点を展示する。

 「国立西洋美術館コレクションによる山形で考える西洋美術―〈ここ〉と〈遠く〉が触れるとき」(7月17日~8月27日)は、山形新聞、山形放送の8大事業で、同館の展示は46年ぶりとなる。ルネサンスから20世紀にかけて活躍した画家の作品を中心に、山形市出身の彫刻家新海竹太郎や山形美術館の収蔵品と絡め魅力を伝える。

 山形現代作家展は11月5~23日、「最上三十三観音御開帳記念 霊地やまがた」は12月15日~来年1月23日にそれぞれ開催する。「最上―」は新型コロナの影響で1年延期した企画。スケッチの連作や写真などで巡礼文化を紹介する。

 また、県総合美術展(9月4~20日)県総合書道展(9月25日~10月10日)県写真展(来年2月24日~3月21日)の3県展を開催する。服部、吉野石膏、長谷川の各コレクションは、21年度から細かくテーマを設けて展示し、作品の新たな楽しみ方を発信していく。

 理事会ではこのほか、21年度予算などを協議。議事に先立ち、寒河江代表理事が新型コロナで展示会を中止したことや入館者が伸び悩んでいることに触れ、「厳しい状況だが、県民の美術館としての役割を果たしていきたい」と話した。

 同館の館長を務めるなど長年にわたり発展に尽力し、顧問を退任した加藤千明さんが「楽しく、有意義な時間を過ごせた。ますます豊かな美術館にしてほしい」とあいさつした。

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