城戸教授(山形大大学院)が日本化学会賞 有機EL分野の幅広い成果が高評価

2021/3/5 12:19
城戸淳二卓越研究教授

 山形大は4日、同大大学院の城戸淳二卓越研究教授(62)が2020年度日本化学会賞を受賞したと発表した。有機EL分野の研究に取り組み、基礎研究から工業化に至るまでの幅広い成果が高く評価された。同大での同賞受賞は初めて。

 城戸教授は1989年に有機ELの研究を開始。白色有機ELの分野で、世界で初めて高分子分散型、積層型、単層型などさまざまな構造での白色発光を実現した。企業との応用研究や開発、事業化など有機EL産業も総合的にけん引。有機ELディスプレーはスマートフォンやタブレット、大型テレビなどに使われ、照明も省エネルギー光源として注目を集める。

 同日の定例会見で受賞を報告した。城戸教授は「研究者として名誉なこと。有機ELは普及してきているが新技術の開発にますます力を入れたい」と語った。

 日本化学会は1878(明治11)年に創立され、会員約3万人を擁し、化学系の学会では国内最大の学術組織。同賞は日本化学会の最高賞で、化学の基礎や応用に関し業績が特に優秀な研究者に贈られる。20年度は城戸教授を含め6人が受賞した。

記事・写真などの無断転載を禁じます
[PR]
おすすめニュース

県内ニュース最新一覧

[PR]