庄内地域で冬を過ごしたハクチョウの北帰行が本格化している。晴天に恵まれた酒田市の田園地帯や最上川などでは4日、競うように北の空へ飛び立つ群れが見られた。
同市の最上川などには昨年10月上旬、例年よりやや遅く、ハクチョウたちが飛来した。出羽大橋付近などで多くの群れが確認され、田園地帯では餌を食べる姿が見られた。約5カ月間、庄内地域で越冬した群れは例年同様、先月末ごろから北帰行を始め、シベリア方面に飛び立っている。
晴れ間が広がり、日中は比較的温かくなった同市内。ハクチョウたちは鳥海山を横目に、北の空に向かった。保護活動などに取り組む「酒田市白鳥を愛する会」によると、北帰行は10日ごろまで続くという。
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