春の訪れを告げる雪割草が山形市内の園芸店から出荷されている。ハウス内には色とりどりのかわいらしい花が並び、明るい雰囲気を醸し出している。
雪割草はキンポウゲ科ミスミソウ属の山野草で春先に雪を割るように開花する。交配が盛んに行われ、数多くの品種が生まれている。
同市あけぼの1丁目の石川ガーデンは6棟のハウスで、花が白く縁取られた「白覆輪(しろふくりん)」や色合いがまだら模様の「紅すだれ」など数千種類を扱っている。同店の石川洋(ゆたか)社長(79)は「寒さに強く地植えもできるので好みの花をぜひ探してほしい」と話す。県内や首都圏などに出荷し、ハウスでも直接販売している。
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