遊佐町長選4選の時田氏に聞く まずワクチン体制整備/ジオパーク絡め観光振興

2021/3/3 10:36
4期目の抱負を述べる時田博機氏=遊佐町遊佐・後援会事務所

 2日に告示された遊佐町長選は、現職の時田博機氏(70)=豊岡=が無投票で4選を果たした。今後の町政運営について考えを聞いた。

 ―無投票での4選をどう受け止めているか。

 「これまで3期12年の町政運営が町民に受け入れられたのだと思う。今年1月の知事選で支援した現職が当選した影響に加え、新型コロナウイルス感染症対策の継続が求められている中で、無投票になったと考えている。4選は素直にうれしいが、重大な責任を背負った。次の4年を総仕上げとし、山積している課題の解決に尽力する」

 ―次の4年の任期で取り組むべき課題や施策は。

 「まずは新型コロナウイルスのワクチン接種体制整備だ。経済の回復に向けては、対外的な観光誘客が重要になる。関係団体からの要望に耳を傾けながら、豊富な資源を生かした施策を打ち出す。再認定を受けた鳥海山・飛島ジオパークを絡ませた観光振興を図る。日本海東北自動車道の延伸に合わせ、遊佐パーキングエリアタウンの整備を計画している。まずは場所の選定を始める。『通過されるだけの町』になるのを避けるため、官民一体で計画を進める」

 ―今後の産業振興をどう展開するか。

 「『作り育てる漁業』に力を入れる。陸上養殖のアワビがその典型例だ。昨年、町のふるさと納税返礼品に加えたが、2021年度は安定生産を目指す。利用が進んでいない(比子地区にある地域活性化拠点施設内の)加工場は、遊佐ブランド推進協議会を主体に、町民が積極的に利用できる仕組みを構築していく」

 ―遊佐沖で事業化に向けた動きが進む洋上風力発電にどう対応するか。

 「大規模事業であり、雇用や経済に良い循環が生まれることを期待している。風車の台座が設置されることに伴って、イワガキなど新たな漁業の展開もあり得る。懸念や期待を含め、住民の声を関係機関・団体に伝える」

 ―完成が遅れ、建設経費も当初より増えることになる役場新庁舎については。

 「遅れはコロナ禍の影響で、作業が計画通り進んでいないためで、経費の増加分は比較的小さい。工程の変更に対する指摘もあったが、工期の遅れには影響していない」

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