夏の夢舞台…花は待つ 村山・五輪向け啓翁桜、雪室へ

2021/3/2 15:03
雪で覆われたパイプに啓翁桜を入れる関係者=村山市・袖崎雪室

 今夏開催予定の東京五輪・パラリンピックで展示してもらおうと、村山市の袖崎雪室で1日、啓翁桜800本を雪の中に入れる作業が行われた。6月中旬以降に取り出し、温度調節室で開花を促し、7月23日に五輪会場へ届ける。

 少雪で市外から雪を搬入した昨年とは一変、雪室の周囲には約1.4メートルの積雪があり搬入はスムーズに進んだ。室内には10本ほどのパイプが縦に設置され、関係者約20人が80センチ、1メートル、1.6メートルの長さにカットして包装された啓翁桜を中に入れた。その後ふたをし、さらに雪をかぶせた。

 啓翁桜を夏に咲かせて届ける取り組みは2017年から行っており、ブラックライトなどを活用して開花させる技術もほぼ確立している。昨年も五輪向けに準備したが、大会が延期となり、貯蔵した啓翁桜はJR村山駅や県庁に飾った。

 NPO法人袖崎雪室研究会の赤塚信一事務局長(72)は「日本の象徴である桜で外国から訪れた人を出迎えたい。昨年が本番だったつもりだが、また気合を入れて花を咲かせる」と話した。

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