誘導、問診、注射…医療者の作業多く 村山、ワクチン集団接種模擬訓練

2021/3/1 09:47
ワクチン接種の模擬訓練では、人の誘導などに想定以上の時間を要した=村山市民体育館

 村山市民体育館で28日に行われた新型コロナウイルスワクチンの集団接種模擬訓練。接種を終えるまでに予想以上の時間がかかり、被接種者の誘導や問診に課題を残す結果となった。想定される4月以降の高齢者への接種に向け、村山市医師会の奥山雅基会長は「思ったより時間がかかってしまったが、やり方を工夫していけば大丈夫だろう」と本番を見据えた。

 午前10時すぎ、約50人の被接種者役が受け付けを始めた。会場は一気に慌ただしくなり、体温測定を待つ人で行列ができた。接種用のブースは段ボールで二つの部屋に仕切られ、医師が行き来しながら体調などを確認。注射を受ける人は部屋を移動せず、それぞれのブースにいる看護師が、問診後に注射を打つ形となる。

 本番では4ブースを使って、3時間で720人分に対応することを想定。問診や接種を含めた1人当たりの所要時間は1分となるが、この日は、看護師が被接種者を誘導したり、注射の準備をしたりと作業が多岐にわたり、想定通りに進まなかったのが現状だ。奥山会長は「医師の問診も短縮できる」と課題を挙げる。

 受け付けから接種終了まで約30分だったという主婦の大沼初子さん(72)=大久保甲=は「機械のようには進めず、1巡目は結構時間がかかった印象。2巡目の訓練ではスムーズで早くなった」と振り返る。

 訓練後、市医師会の医師が輪をつくり、会場の制約や接種位置、書類の扱い方などを入念に話し合った。奥山会長は「集団接種では会場に医師や看護師が多くおり、万一の際にもすぐ対応できる。今回の訓練で課題や問題点を浮き彫りにできた」と話した。

 ワクチン接種の実施主体は市町村となっており、集団接種か個別接種かなどの対応は分かれている。

記事・写真などの無断転載を禁じます
[PR]
おすすめニュース

県内ニュース最新一覧

[PR]