小国の山和建設HD、合併へ 福島の小野中村HDと、ゼネコンに対抗

2021/3/1 08:34

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 山和建設ホールディングス(小国町、小山和夫社長、以下HD)が、福島県相馬市の小野中村HD(小野貞人社長)と4月1日に新たな持ち株会社「山和建設・小野中村HD」を設立し、経営統合することで合意したことが28日までに分かった。

 両社は、それぞれ子会社の山和建設(資本金5千万円)と小野中村(同7900万円)が中核企業。昨期の売上高は山和建設(2020年3月期)約80億円、小野中村(同年6月期)約70億円だが、今期はそれぞれ昨期を上回る見通しで、統合後は合計150億円を上回る見込み。従業員数は合計約240人となる。

 新HDは資本金5千万円で、仙台市泉区の山和建設仙台営業所に本社を置く。唯一代表権を持つ取締役として山和建設社長の小山剛氏が社長に、小野貞人小野中村会長が取締役に就く。役員体制は5人程度を想定し、存続会社は山和建設HD。

 ゼネコンとの競争が激しさを増す中、山形、福島両県を本拠地とする地方の建設会社が手を結ぶことで対抗。新HDがグループ全体の発展戦略を担い、スケールメリットを生かす。具体的には共同企業体(JV)として大規模工事の受注拡大や、優秀な技術者ら人材の確保・育成、財務経理の効率化などを進め、両社が培った強みや協力企業を含めた規模拡大で相乗効果を図る狙いがある。

 両社は2月26日、仙台市内で合併契約調印式を行い、小山剛社長と小野会長が調印した。両社は東日本大震災時、山和建設が福島県沿岸部で復旧ボランティアに参加した際、共に作業に当たったという。

 新HD社長に就く小山剛社長は山形新聞の取材に対し「地域連合型のゼネコンという地位を確立したい。新たなスタイルの建設業グループで業界での生き残りを懸けた勝負となる」と述べた。

 ◆山和建設HD 2020年5月に設立。中核企業の山和建設は1970(昭和45)年、砂利販売業の小山建材として創業後、総合建設業となり、77年に株式会社に改組して現社名となった。他関連会社は大和生コンなど3社。

 ◆小野中村HD 1904(明治37)年創業の小野建設など、いずれも福島県相馬市の関連3社が合併した小野中村が中核企業。投資会社との資本業務提携により今年1月、持ち株会社を設立した。

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