28日開幕戦・モンテ優勝に向かって(下) 競争激化、ボランチは誰だ

2021/2/27 08:16
ボランチの有力候補とみられるMF山田康太(左)と両足のパス精度が高いMF国分伸太郎(右)=6日、静岡県御前崎市

 過去最多14選手の加入に伴い、ポジション争いは一段と激しくなった。異なるタイプが集うボランチは特に混戦だ。自陣からパスをつなぐ戦い方にとって鍵になる位置。今季は起用する選手によって試合の狙いが表れそう。石丸清隆監督は「(組み合わせは)1試合1試合ごとに楽しんでもらえたらいい」と胸を張る。

 ボランチは昨季限りで2選手が退団し、J1横浜MからMF山田康太、J1大分からMF国分伸太郎、J2松本からMF藤田息吹が加わった。昨季主力のMF岡崎建哉らを含む各選手の特徴はさまざまだ。

 現時点ではU―20(20歳以下)ワールドカップ(W杯)代表の山田康が好調をキープしている。チームへの合流は遅れたものの、コンディションに問題はなし。ボールの扱いはチーム随一のうまさで、ビルドアップ(組み立て)の中心を担う。元々はより高い位置で攻めの評価を高めたが、昨季のJ2水戸で守備面の自信をつけた。「攻守の切り替えも持ち味。ハードワークで負けたくない」と献身的なプレーを誓う。

 「バランス型」と言えるのは国分と岡崎。国分は両足を巧みに使い、長短のパスを用いた展開力で目立つ。岡崎は昨季、DFの間を通す鋭い縦パスで攻撃の起点となった。一方で藤田の持ち味は守備。相手への寄せは激しく、豊富な運動量でスペースを消す。攻撃面の上達は指揮官も驚くほどで、まさに進化の途上だ。石丸監督はボランチに最も求める点として、昨季から一貫して「絶対にボールを失わないこと」と強調。安定感を重視する中、若手からベテランまで定位置2枠を巡る競争が繰り広げられている。

 他にプレースキッカーも「人材は豊富だ」(石丸監督)。右利きはFWビニシウス・アラウージョと国分、左利きはMF堀米勇輝とMF中原輝が候補。石丸監督は「セットプレーの得点に力を入れていきたい」と語っており、重要な役割は誰が担うのか、注目される。

上位2位まで自動昇格

 昨季に新型コロナウイルスの影響を受け変更されたJ2のリーグ戦規則は、基本的に今季も継続する。通常3~6位が進むプレーオフや入れ替え戦は行われず、上位2チームのみがJ1に昇格する厳しい争いに。石丸監督は勝ち点84を目標に据える。一方でJ1、J2ともに降格は下位4チームに増える。

 昨季の見どころの一つになった交代は5枠で維持。選手保護の観点から脳しんとうによる交代を1人認める変更点もある。

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