「グー・パー標識」にご注目! 庄内地域の国道、凍結抑制剤散布の目印

2021/2/26 13:13
(左)遊佐町の国道7号沿いにあるグー・パー標識のパー。ここから凍結抑制剤をまく、(右)酒田市の同国道にあるグー標識までが、凍結抑制剤をまく区間を示している

 「グー」「パー」はあるが、「チョキ」はない―。庄内地域の国道脇には、この時季、握りこぶしと手を広げたようなイラストが並んでいる。じゃんけんを連想させるが、ドライバーの眠気防止に勝負を挑んでいるわけではない。正体は凍結抑制剤の散布箇所が分かるよう、国土交通省酒田河川国道事務所の職員が考案した標識。同事務所の担当者は「凍結しやすい所の目印でもあり、気を付けて走行してほしい」と呼び掛けている。

 その名も「グー・パー標識」と呼ばれており、同事務所が管理を担当する庄内地域の国道7号や国道47号など、計181キロ区間の472カ所に設置している。凍結抑制剤は専用車両で交差点の手前や橋の上、坂道などに散布しており、標識は「パーからまき始め、グーで終わる」という合図になっている。

 同事務所と鶴岡国道維持出張所の職員が除雪業者と考案し、2005年の冬から設置。毎年、庄内地域限定で11月~3月に国道脇で見ることができる。凍結抑制剤は委託を受けた除雪業者などがまいている。散布箇所は路線図に示し、ポールを立てていたが、経験則に頼っている部分も多かった。経験の浅いオペレーターでも散布作業をしやすいよう、グー・パー標識を考えたという。パーには薬剤をまいている様子も描かれている。

 同事務所のアンケート調査では、散布箇所を知らないドライバーが多く「知っていれば速度を落とし、滑らないように気を付ける」といった意見も多かった。米塚善昭道路管理課長は「標識の意味を理解してもらえば、スリップの危険があるということが分かってもらえるとの狙いもあった」と説明。「チョキはなく、じゃんけんでもないので、しっかりハンドルを握ってほしい」と話した。

 県内では庄内エリア限定だが、富山県の国交省富山河川国道事務所も取り入れているという。

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