28日開幕戦・モンテ優勝に向かって(上) 戦力融合、決定力向上が鍵

2021/2/26 12:35
今季も主軸を担うFWビニシウス・アラウージョ(9)。打開力のあるMF中村充孝(手前)も鍵を握る一人だ=6日、静岡県御前崎市

 サッカーJ2・モンテディオ山形は28日に2021年シーズンの開幕戦を迎える。今季は新たに14選手が加入し、新旧の戦力融合が鍵に。「攻守ともにアグレッシブ」という戦い方への共通理解を深め、初タイトルとなるJ2優勝を目標に掲げて戦いに挑む。

 今季の基本陣形は昨季途中から用いた4―2―3―1。戦術は後方からのビルドアップ(組み立て)や前線からのプレスなどを軸とし、攻守両面で大きな変更点はない。新加入選手の数は過去最多だったこともあり、キャンプ序盤はチーム全体で理解を深めることがテーマになった。

 キャンプでは単に走るトレーニングをなくし、ボールを使いながら基礎体力と技術双方の向上を目指す新たな試みがあった。早々にゲーム形式のメニューを取り入れ、より実戦に近い形で鍛えた。「チームの枠組みを伝えることに時間はかかったが、(内容に)不満のないキャンプ」と石丸清隆監督。

 布陣の予想は図の通り。守備陣は昨季の主力が土台を担う。中盤から前線にかけてMF山田康太、MF国分伸太郎といった新顔も徐々に存在感を示した。コンディション不良のため、開幕戦に間に合わない一部選手もいるようだが、戦力の融合はおおむね順調のようだ。

 石丸監督の下で昨季、パスワークを主体に攻撃面の強化が図られた一方、決定力不足が最後まで尾を引いた。シュート数はリーグ2番目の多さだったが、ゴール前での好機を生かせず、得点数を大きく伸ばせなかった。昇格争いに向けて最優先に克服したい課題だ。指揮官は「より決定的な場面を増やしたい。相手守備が対応してきた時には大胆さを求めていきたい」と語る。

 得点の期待を背負う1トップの最有力は、昨季チーム最多14ゴールのFWビニシウス・アラウージョに違いない。本人は「ゴールはチームワークの成果」と連係の重要性を強調する。他の前線の顔ぶれは高卒ルーキーFW阿部要門以外が全員170センチ台と、補強で高さを重視しなかった点も特徴の一つ。スピード感を持った裏への抜け出し、スペースを意識した崩しで得点力アップを狙う。連係の要となる2列目ではMF南秀仁だけでなく、打開力のあるベテランMF中村充孝らの奮起が上位進出に欠かせない。

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