安堵と不満~山形新幹線が運行再開 11日ぶり「早く帰れる」「やはり直通でないと」

2021/2/25 08:54
東京発の山形新幹線がJR山形駅に到着し、多くの利用客が下車した=午前11時3分、山形市

 今月13日夜の地震発生以降、東京直通運転を見合わせていた山形新幹線つばさ。JR東日本は24日、11日ぶりに運行を再開した。利用者からは「動いてくれてほっとした」と安堵(あんど)する声が聞かれた一方、「直通運転がないと東京へ帰るのに時間がかかった」と地震に強い鉄路を求める声もあった。

 同日午前10時前。JR山形駅(山形市)のホームでは、上りの利用者らが列を成していた。東京都練馬区の医師杉山翔一さん(59)は県内で手術をする予定があったため、レンタカーを運転して来県し、2日間滞在した。「車を借りる費用とガソリン代で新幹線に乗るぐらいお金がかかる」と苦笑いしながらも、「帰りはつばさに乗れて良かった」と話した。

 就職活動のため地元の埼玉県に向かう鶴岡市東新斎町の山形大農学部3年石川英寿さん(21)は「25日に面接があるので、良いタイミングで運転再開してくれた」と安心した表情を浮かべた。新車を運送する仕事をしている神奈川県横浜市の浦屋武夫さん(61)は先週も来県し、「乗り継ぎの影響で帰るのに7時間以上かかった」と直通運転がなかった状況に不満も。一方で「東京直通に戻ったおかげで早く帰れる」と述べた。

 午前11時ごろに下りのつばさが山形駅に到着すると、大きな荷物やスーツケースを持った乗客がホームに降り立った。千葉県佐倉市の会社員佐々木遥子さん(33)は「昨冬に働かせてもらった西川町の月山志津温泉の旅館へ泊まりに来た。もともと今日来る予定だったが、真っすぐ来られて幸運だった」と話していた。

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