吉村知事、副知事再任案を撤回 自民の否決方針受け

2021/2/25 07:29
吉村美栄子氏

 吉村美栄子知事は24日、県議会2月定例会に提出した若松正俊副知事(65)を再任する人事案を撤回した。「諸般の事情」を理由にしたが、最大会派自民党が同意しない方針を示したためとみられる。県議会事務局によると、さかのぼることができた1975(昭和50)年以降、執行部の人事案取り下げは初めて。

 本会議終了後、吉村知事は報道陣に「新型コロナウイルスの対応を踏まえ、現体制を維持したいと人事案を出した。思うようにいかない状況が分かった」と撤回の経緯を説明。若松氏の続投案の再提出を含め今後の対応を検討していく考えを示した。若松氏の任期満了となる来月10日までに県議会の同意が得られなければ副知事は不在となる。

 副知事の人事案は24日の本会議で諮られる予定だった。自民は19日の議員総会で、県と市町村が十分に連携できていないのは若松氏にも一因があるなどとして否決する方針を決定。議員全43人のうち自民が26人を占めており、賛成少数で否決される公算が大きくなっていた。この日の本会議ではほかに2020年度一般会計補正予算など25議案を原案通り可決した。

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