県写真連盟と山形新聞、山形放送、山形美術館が主催し、県と県生涯学習文化財団が共催する県内最大の公募写真展。今回は16~92歳の愛好家460人(前回比27人減)が計2082点(同79点減)を出品した。新型コロナウイルス感染防止のため審査は非公開で進められ入賞12点、準入賞と努力賞各10点、入選418点が決まった。最高賞の県知事賞には斎藤彰さん(72)=新庄市住吉町=の「明日へのパドリング」が選ばれた。幼い子どもたちがカヌーに乗って生き生きと遊んでいる場面で、鈴木さんは表情の良さや画面構成、撮影タイミングを高く評価し「未来への希望を感じる一枚」とした。
鈴木さんは審査を総括し「今回の上位作品はレベルが高く、バリエーションも豊か。今までにない作品が入っており見応えがある」と語った。コロナ禍が収束せず行動制限が続く今、さまざまな感動の瞬間を捉えた展示作は「世界への窓」として来館者を楽しませてくれそうだ。
会期は3月21日まで、時間は午前10時~午後5時(月曜休館、入館は午後4時半まで)。
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