特殊詐欺被害阻止へオリジナル封筒 文教大生考案、県内コンビニで来月配布

2021/2/23 11:57
県警と協力し、詐欺被害防止の封筒を制作した東北文教大の学生=山形市の同大

 幅広い年代に広がるスマートフォンやパソコンでの特殊詐欺(うそ電話詐欺)被害を防ごうと、県警はコンビニでの電子マネー購入者に向けたオリジナル封筒を制作した。東北文教大生がデザインし、山形市の同大で22日、完成披露の発表会が開かれた。本県は水際対策の強化で、昨年は詐欺被害の阻止率が全国一となっており、さらなる効果を狙う。

 同大短期大学部子ども学科1年の松木萌さん(19)、森谷雛さん(18)、木村文さん(25)、福田珠生さん(19)が担当。会員制交流サイト(SNS)で相談しながら、松木さんが中心となってスマートフォンを使って指で描いた。若い男性がコンビニ店員と向き合う背景を青色に、紙幣や電子マネーのイラストを入れた。「それ、詐欺かも!?」のメッセージは黄色で目立たせた。

 県警特殊詐欺対策強化推進本部によると、コンビニ店員の声掛けによる阻止件数は昨年50件で、698万円に上る。一方で説得に応じなかったり、通報を拒否したりして被害に遭うケースもあるという。そこで1万円以上の高額な電子マネーを買った人にこの封筒を手渡すことで、声掛けの手助けにしようと企画した。

 来月上旬から県内500店舗に3万枚を配布する。学生を指導した同大の中俣友子講師は「この封筒を持ち帰れば、家族の目にも触れて冷静になって考える機会になる」と期待していた。

記事・写真などの無断転載を禁じます
[PR]
おすすめニュース

県内ニュース最新一覧

[PR]