朝日町内の3郵便局で使用する風景印のデザインがリニューアルされた。地域の景観などをモチーフにした風景印は、消印として使用するだけでなく、コレクションする愛好家も多い。それぞれに同町のPRキャラクター「桃色ウサヒ」が町内の観光地と共に描かれており、関係者は郵便を通じた国内、海外への町の魅力発信に期待している。
町役場に設置している「桃色ウサヒ目安箱」に2019年、「桃色ウサヒの風景印を作ってほしい」という要望があったことを受け、3郵便局と町が連携しイラストの刷新を進めてきた。風景印の新デザインは宮宿郵便局が空気神社とリンゴ、西五百川郵便局が椹平の棚田とヒメサユリ、大谷郵便局が大沼の浮島と大谷風神祭の計3種類。宮宿はイラストレーター佐藤美幸さん(37)、西五百川は日本画家山口裕子さん(38)、大谷は画家田中望さん(31)がそれぞれ描いた。
15日には宮宿郵便局で完成セレモニーが行われ、桃色ウサヒと関係者約30人が出席。鈴木浩幸町長が「完成をうれしく思う。地域の特徴を捉えており、町にとってありがたい」とあいさつした。国内外から既に400以上の押印依頼があるといい、佐藤徳治同郵便局長は「地元のPRに役立てたい」と話した。
風景印の押印はそれぞれの窓口で申し込みが必要。問い合わせは宮宿郵便局0237(67)2260。
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