高畠町産のブドウをはじめとする農産物やワインなどの特産品をシンガポールに売り込むオンラインプロモーション事業が20日、町内の高畠ワイナリーから発信する形で行われた。シンガポール側から“日本ファン”約100人が参加するなど盛況で、関係者らはワインなどの評価の高さに手応えを実感していた。
町がJR東日本の子会社で広告代理業を手掛ける「ジェイアール東日本企画」と町内の企業の協力を受けて、初めて実施した。本来は現地に出向いてのPRを計画していたが、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大のため中止となり、オンラインで行うことにした。
県内の観光名所などの紹介に続き、町職員が町内の伝統行事やイベント、気候などを交えておいしい農産物が育つ風土をアピール。高畠ワイナリーの社員は、自社ワインの特徴を説明した上で、事前に送っていたワインで乾杯した。
町商工観光課ブランド戦略室の鈴木祐介さんは「シンガポールの人たちの反応が良く、楽しんでもらえたようだ。今後のセールスにつなげていきたい」と話していた。26日には町内企業6社が参加するオンライン商談会を開催する。
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