こだわりシュー、故郷を笑顔に 洋菓子店営んでいた芳賀さん、大石田で再始動

2021/2/21 12:28
パン店を間借りし、こだわりのシュークリームを販売している芳賀義一さん。天然のバニラ(右)を使っている=大石田町

 長く山形市内で洋菓子店を営み、故郷の大石田町に戻った芳賀義一さん(72)=同町豊田=が町内のパン店を間借りし、こだわりのシュークリームを販売している。「添加物を一切使わず、本物の味を伝えたい」と大ベテランが再びコック帽をかぶった。優しい味わいが評判だ。

 店は朝焼きシュークリーム専門店「ブローニュの森」。商品はカスタードのシュークリームのみ。添加物入りの材料は使わず、カスタードには天然のバニラビーンズを加えている。控えめな甘さで、バニラが優しく香る。

 芳賀さんは山形市から10年前に帰郷した。その後は民生委員など地区の仕事をこなし、菓子作りから離れていた。だが「本物の味や安心な食べ物を届けたい」という思いは消えなかった。故郷での再始動を決め、昨年10月に店を開いた。

 開店資金を抑えるため、店頭販売を行っていないパン店「はやさか」のスペースを間借りし、商品はシュークリームに限定した。作業は全て一人。朝に仕込んで生地を焼き、作りたてを店に並べる。

 すぐにリピーターになったという町内の女性は「優しい甘さが口の中に広がる。お土産に買っていく」と笑顔を見せる。芳賀さんは「大石田の人に『おいしい』と言ってもらえれば、それだけで幸せ」と話し、「足腰もまだまだ大丈夫。やれるところまで頑張りたい」と意気込んでいる。

 1個200円で営業時間は午前10時~午後3時(火、水曜定休)。1日100~150個の限定販売で、電話で取り置きの予約ができる。問い合わせは同店0237(35)2985。

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