20日午前10時55分ごろ、山形市香澄町1丁目の山形駅東口交通センター駐車場3階で「バックした車が消火設備にぶつかり、泡が出ている」と目撃者から119番通報があった。泡は道路まであふれ、現場は一時騒然となった。
山形署と山形市消防本部などによると、60代男性が乗用車をバック駐車しようとした際、誤って泡消火設備の作動装置に衝突。スプリンクラーから消火液が噴射し、泡となって1階の出入り口まで流れ出た。約50分後に停止した。
泡は水と消火薬剤を混ぜたもので人体には無害という。職員がスコップなどを使って排出し、水で流し消した。現場付近は人通りも多く、中には驚いた様子で写真を撮る人もいた。
駅前で買い物をするため駐車場3階に軽自動車を止めていた同市鉄砲町2丁目、会社員伊藤巧さん(35)は「泡が車体に直接かかってしまった。車の色が落ちないか心配」と困惑していた。
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