酒田沖で風力発電検討 県や沿岸自治体、来年度に部会設置

2021/2/18 08:21

 県や本県沿岸自治体などによる県地域協調型洋上風力発電研究・検討会議が17日、酒田市内で開かれ、遊佐町に加え、酒田市の沖合でも洋上風力発電の事業化を目指すことにし、検討部会を来年度に設置することを決めた。酒田沖での事業化に向け、地域住民や漁業者らと具体的な検討が始まる。

 酒田沖は遊佐沖同様、事業化が期待できる風況で、海底地質も砂地とみられ、洋上風力発電に適した条件が整っているとされる。市は昨年8月、県に港湾域で再生可能エネルギーの導入によって企業集積や酒田港の整備を進め、地域経済の活性化を図ろうと、洋上風力発電の早期導入と取り組みの強化を要望した。県は「ゼロカーボンやまがた2050」宣言や政府の脱炭素社会推進の方針も踏まえ、酒田沖での導入を検討していた。

 検討部会は、地域住民、漁業者ら海域利用者、内水面関係者、有識者、市や県など行政関係者ら30人程度で構成予定。利用海域は遊佐沖に接続する南側と酒田港の河口部以南を想定している。地域と協調しながら事業化を図り、具体的な手続きの開始や国による「促進区域」の指定を目指す。

 遊佐沖は現在、事業開始に必要な3段階のうち1段階目の「一定の準備段階に進んでいる区域」となっている。県などは来年度、次の段階となる「有望な区域」入りを目指す。

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