山形大医学部、ソウル大と協定 重粒子線治療、情報交換や人材交流で連携

2021/1/28 10:01

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 山形大医学部(上野義之学部長)は27日、重粒子線がん治療に関し、韓国の国立ソウル大学病院と連携協定を結んだことを明らかにした。韓国最高学府とされるソウル大に同学部東日本重粒子センター(山形市)と同型の治療装置の導入が決まったことを受け、がん治療に関する臨床実績の情報交換や教員らの人材交流で連携を図っていく。

 同センターによると、ソウル大が13日付、山形大が19日付でそれぞれ協定書にサインした。有効期間は5年。機密情報の取り扱いに関する義務も明記した。

 協力分野は▽重粒子線治療のための臨床協力▽重粒子の照射部分が回転し、多角的に腫瘍を狙う「超伝導回転ガントリー」を含めた治療設備の操作・管理▽医学物理学、生物学などの研究▽次世代の粒子線治療装置の開発―の4点。このほか両者が協議、決定した事項も盛り込むとした。

 ソウル大側から2020年秋、山形大医学部に対し協定締結の打診があり、具体的な協定内容を検討してきた。岩井岳夫副センター長は「将来的に互いの臨床実績が蓄積され、より効果的な治療に結び付くことが期待される」としている。

 同センターでは来月下旬から一部の照射治療が始まる見込み。山形大が開発に携わった装置は回転ガントリーを小型化したことなどが特長で、「山形モデル」として既に韓国の私立延世(ヨンセ)大で導入が決まっている。ソウル大は2例目。

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