「大沼」旧米沢店跡地に薬店、ジム 来秋開店へ、現建物は解体

2021/1/28 09:14
解体された後、跡地にドラッグストアとスポーツジムの店舗が整備されることになった旧大沼米沢店=米沢市

 破産した百貨店「大沼」の旧米沢店(米沢市中央1丁目)に関し、解体業の井上工業(寒河江市)の親会社ティ・エムホールディングスが土地と建物を取得し今後、建物を解体することが27日、同社などへの取材で分かった。跡地にはドラッグストアとスポーツジムの店舗が新たに建つ予定。同社の井上尚会長は山形新聞の取材に対し「経済的なメリットがあると判断した」と取得理由を語った。

 解体費用の一部を米沢市が補助する予定で、市が同日、市議会産業建設常任委員会協議会で概要を示した。解体工事は今年5月に着手し、年度内の完了を予定。2022年4月から新店舗の建設を開始し、同年11月ごろに2店舗がオープンする見込み。

 市都市整備課によると、現在の建物は築50年が経過し、地震による倒壊の危険性も指摘されている。市は前所有者の山形市の実業家和田有弘(なおひろ)氏(83)と耐震補強工事を含む建物の利活用について協議していたが、具体的方針はまとまらなかった。その後、和田氏とティ・エム社が昨年10月、解体と新店舗建設の計画を市に示していた。今月26日に売買契約を結んでおり、土地、建物の所有権はティ・エム社に移る。

 旧米沢店の建物は鉄筋コンクリート造り8階建てで床面積は9728平方メートル。解体費用は2億2千万円を見込み、約45%の9863万円を補助金で賄う。補助負担額は市と県が1265万円ずつで、国が7333万円。

 敷地面積は6879平方メートルで、出店を予定しているのは「ウエルシア薬局」と「エニタイムフィットネス」。いずれも鉄骨造り平屋の別棟を建設する予定で延べ床面積はそれぞれ1124、462平方メートル。

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