東京五輪・パラリンピックの聖火リレーで用いるトーチの巡回展示が27日、県庁ロビーを皮切りに始まった。桜色と金色を合わせた五輪の「桜ゴールド」と、よりピンク色の強いパラの「桜ピンク」のトーチが、来庁者の目を楽しませている。6月2日まで県内全市町村を巡る。
巡回展示は、大会組織委員会からトーチの寄贈を受けた県が主催。県内聖火リレーのコースを基に、市町村の意向を踏まえながら順番を調整し、35市町村を各3~4日間で巡回する。
トーチは長さ71センチ、重さ約1キロ。桜がモチーフで、素材の一部に東日本大震災の復興仮設住宅のアルミ廃材を再利用している。アクリルケースに入れられ、木製台座には県産「西山杉」を使用している。
県の担当者は「大会に関しては不透明な部分もあるが、トーチを通して機運を盛り上げていきたい」と話した。県庁ロビーでの展示は29日まで。時間は午前8時半~午後5時15分(最終日のみ午後3時まで)。
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