地域と連携、より良い部活指導を模索 県教委、中高運動部の検討委

2021/1/27 08:59
運動部活動と地域との連携に関する検討委員会が発足し、初会合が開かれた=山形市・東部公民館

 県教育委員会は26日、中学、高校の運動部活動と地域との連携に関する検討委員会を設置し、山形市の東部公民館で初会合を開いた。生徒にとって望ましいスポーツ環境の構築と教員の働き方改革の両立に向け、総合型地域スポーツクラブなどとの連携や複数の学校による合同部活動の推進について意見交換した。

 部活動は教員の長時間勤務の要因の一つとなり、競技などの経験のない教員にとって専門的な指導が負担になるケースもある。検討委は県内の総合型地域スポーツクラブや競技団体、中高の関係団体の代表者ら25人で組織し、座長は片桐寛英県教育次長が務める。

 初会合で県教委は、県内で活動する総合型地域スポーツクラブ62団体のうち、23団体が指導者派遣や生徒の受け入れで学校と連携していると説明した。土日などに鮭川中の一部の部活動の生徒を受け入れている「さけがわ友遊C’Love(クラブ)」の担当者が事例発表し、教員の負担軽減の一方、部活動支援事業は赤字で、村の補助金でまかなっている現状を報告した。鶴岡市の高校で行われているアーチェリーの合同部活動の取り組みも紹介された。

 委員からは「教員の働き方改革の視点から地域移行は望ましいが、受け皿の確保が最大の課題。指導者の育成も考える必要がある」との意見や、「競技運営も主に教員が担っている各種大会の在り方も議論すべきではないか」との意見も出された。

 県教委は2021、22年度に中学校2校で休日の部活動の一部を地域スポーツクラブに移行するほか、中学校1校を拠点校として周辺の学校と合同部活動の実践を行い、効果と課題を研究する。

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