社会奉仕団体山形キワニスクラブ(和田広会長)は25日、入院中の子どもに向けた「キワニスドール」を山形大医学部に寄贈した。医師が子どもに検査、治療方法を説明する際などに役立てられる。
キワニスドールは長さ約40センチの白地の人形。全国のキワニスクラブが製作、病院や子ども関連施設への寄贈に取り組んでいる。同クラブは昨年、竹田和裁研究所(山形市)の協力を得て100個を製作した。
同市の山形大医学部で行われた贈呈式で、和田会長が、小児科長の三井哲夫教授と、小児科病棟の久下敦子看護師長に20個を手渡した。和田会長は「子どもたちがリラックスして治療を受けられるように役立ててほしい」とあいさつ。三井教授は「心強い。子どもたちのためにこれからも一緒に活動できればうれしい」、久下看護師長は「子どもたちが安心、納得し治療に臨めるよう活用したい」と語った。
他に小児科がある県内の医療機関など10カ所に贈られる。
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