お目見え、小野川豆もやし 米沢で出荷作業最盛期

2021/1/26 14:04
木箱の中で大きく成長した豆もやしの収穫作業=米沢市小野川町

 米沢市の小野川温泉の温泉熱を利用した冬の伝統野菜「小野川豆もやし」の収穫、出荷作業が最盛期を迎えている。

 シャキシャキした食感としっかりとした香り、味が特徴。冬に食べられる野菜として、明治時代から生産されている。生産農家の鈴木巌さん(63)=小野川町=は11月下旬から翌年の4月にかけて、栽培小屋で豆もやしを育てている。温泉熱で温めた木箱の中に大豆をまき、1週間で30センチほどに成長したら収穫だ。

 作業が始まるのは午前5時前。木箱の上のわらをどけると、中は黄色の豆が付いたモヤシでいっぱい。手作業で丁寧に収穫した豆もやしは、温泉の湯で洗って砂を落とす。小野川温泉内の商店や、市内のスーパーや道の駅などに出荷し、早い所ではその日の朝に店頭に並ぶ。

 例年、温泉宿泊客が土産として購入することが多く、今年は新型コロナウイルス感染症の影響も大きい。でも鈴木さんは「こんなにうまいものは他にはないと思って作っている。待っていてくれる人がいる限り続けていきたい」と話している。

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