食べていいの?支援米に戸惑い 知事選告示前に県から飛島へ、過去になく

2021/1/26 08:47
県から緊急支援として酒田市の飛島に届けられた県産米。県からの手紙が添えられていた

 知事選告示前の先月下旬、酒田市の飛島に全114世帯分の県産米が県から届き、選挙期間中、住民の間に「手を付けていいものか」と戸惑いが広がった。県は定期船「とびしま」の欠航が続いたことから生活支援としているが、過去に県からこうした支援はなかった。

 飛島に県産米が届いたのは知事選告示9日前の先月29日。1世帯当たり「つや姫」と「雪若丸」5キロずつで、「生活を支援するため」との県の文書も添えられていた。

 定期船はしけのため先月14~21日と23~26日に欠航した。県は28日に市に支援を申し出、29日に天候が落ち着き出航した定期船で届けた。

 冬場の定期船欠航は珍しくなく、過去には13日間続いたこともある。さらに多くの世帯がコメを備蓄している。1人暮らしの高齢者の中には「ありがたい」と手を付けた人がいる一方、知事選が迫っていたため「食べてはいけないと思った」「県のパフォーマンスに感じた」と胸の内を明かす島民もいる。

 県防災くらし安心部は取材に対し「担当部署として緊急事態だと判断し、知事に報告して届けた。今後同様の状況になれば、再び支援する」とコメントしている。

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