冬から春にかけての季節を彩る色鮮やかなキク科の花「桂華(けいか)」の出荷作業が山形市菅原の皆川園芸(佐藤征樹(せいき)代表)で最盛期を迎えた。ハウス内では紫や赤、オレンジなどの華やかな花が咲き誇り、一足早い春の訪れを感じさせる。
寒さに強く、雪や霜にさらさなければ氷点下2~3度でも育ち花持ちがよい。佐藤代表は東北唯一の栽培者だという。温度や水分管理に気を配っており生育は順調。出荷は今月上旬に始まり4月上旬まで続く。
今冬は雪の日が続いているため白い景色に映える赤紫など暖色系の花が人気だ。卒業式や入学式の装飾、贈答用にも需要があり「今後コロナの状況がどうなるか分からないが、春の門出をぜひ桂華を飾り祝ってほしい」と佐藤代表。昨年より約3割多い8千鉢を県内や東北、首都圏に出荷する。
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