県内3選挙区、衆院選へ動き加速 与野党、準備に本腰

2021/1/26 07:58

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 現職の吉村美栄子氏の圧勝で知事選が終了し、県政界は次期衆院選に向けた動きが一気に加速する。衆院は10月に任期満了を迎え、政治決戦は今秋までに必ず行われる。県内の3選挙区は自民が独占しているが、野党勢力が推した現職の40万票余の獲得、菅内閣の支持率低下と、12年ぶりの知事選で露呈した懸念材料は多く、各選挙区とも緊張感が漂い始めた。

 知事選の2候補の得票を衆院選挙区別に見ると、吉村氏が全選挙区を制し、得票率も県1区63.6%、2区73.9%、3区73.1%と大きくリードした。結果的に野党勢力は勢いづいており、特に非自民系の参院議員や立憲民主、国民民主の県内組織などで構成する「5者会議」は、野党統一候補が未定の1、3区の候補者擁立作業を急ぐ。

 ともに自民現職の遠藤利明氏(県1区)加藤鮎子氏(県3区)は、知事選で新人の大内理加氏を支援し、それぞれ後援組織をフル回転させた。しかし、新型コロナウイルス対応を前面に出した吉村氏の厚い壁に阻まれ、存在感を発揮しきれなかった。県3区には共産新人の梅木威(たけし)氏も名乗りを上げている。

 県2区は自民現職の鈴木憲和氏と国民新人の加藤健一氏による一騎打ちの公算が大きい。鈴木氏も大内氏の支援に力を注ぎ、加藤氏は吉村氏の街頭演説に加わり連動した動きを見せた。県内では唯一、構図が固まりつつある選挙区で、今後は決戦に向けた準備作業が本格化するとみられる。

 さらに、知事選では吉村氏支援で共闘した野党勢力が衆院選でどう協力し、効果を上げられるかも焦点の一つになりそうだ。

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